けれど、そんな生活がずっと順調なわけもなく…
「あなたダイエットしてるの?」
学校から帰ってそうそう
恐ていた言葉が母の口から出た。
「そんなのするわけないじゃんっ」
目をそらしごまかす。
「じゃあこれはなに?」
母は私の手をつけず持って帰ってきたお弁当箱を見せた。
「最近お腹空かなくってさ…休み時間におやつ食べたりしちゃうから。ごめんね?」
「夜もあんまり食べないし…
そんなんじゃ病気になるよ?」
病気?ありえない
こんな元気なのに…
お母さんは何も分かってない
「わかったから!
明日からお弁当ちゃんと食べるから!
それでいんでしょ?」
初めでだった、母にこんなに怒鳴ったの。
ため息をつき困り顔の母に背を向け自分の部屋に戻った。
なんで分かってくれないの?
こんなに太ってるのに食べろなんて…
太らせたいの?
ひどい…
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