私はわりと幸せな子供だったと思う。

両親と姉兄と6人家族で仲良く暮らしてた。毎日、些細なことで笑い合ったり、時にはケンカしたり、そして仲直りして…そんな普通の幸せを当たり前のように生きてた。




あの気持ちのはじまりはたぶん小学5年生。
たった10歳の私は何も考えずに生きていた。

そんな私はある日やってきた転校生と仲良しになった。

名前はユミ。

その容姿はオシャレなんてまだまだ興味もないわたしにも分かるくらい
細くて身長も高くて可愛くて…
ただただ"憧れ"だった。

最初はいいなぁと思うくらいだった。

たしかに自分の体型も気にした。
だけど、べつにダイエットを始めるでもなかった。

それよりも学校が楽しくて毎日が充実して満足してたから…


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