恋なんてしなきゃよかった



「柚希ぃー聞いてぇるぅ?」

「聞いてる、聞いてる。どうするか考えてたの」
嘘だけどそういう事にしておこう。

「あー!!なにぃ、あの人達ぃ〜」
そう言った奈々ちゃんの指さした先には
窓があった。

「えっ?どうしたの?」

私も窓の外を見てみると、
金髪や赤髪、そして水色などの髪色をした男の人が5人いた。
顔を遠くて見えなかった。

「やばいぃー。だれぇ?あの人達ぃ〜
絶対に竜牙にぃ、殴られるよぉー!」

確かに。バレたら、ボコボコだ。
金髪はまあ、殴られるけど、
赤や水色は殴られる程度じゃあすまない。
目立ちすぎだと…ね。