私の青春を先生に


そして、気づくと私は寝ていた。
だからあの先生の名前もわからない。
本当我ながら惚けてるなあと思う。

とりあえずみんなで教室に戻り
新しく決まった担任の佐藤の話を聞き
帰る時間になった。


廊下に出ると
「やっと帰れる〜」
とみんな喜んでいた。
これからもっと長い時間学校にいなければ
ならない日が増えるというのに呑気だ。

そう思っていると後ろから
内山優香(うちやまゆうか)
が元気よく走ってきた。

「一緒に帰ろ!!!!!」

キンキンとした声に少しビクッとし

「うん、おけ」

私はそう素っ気なく答えた。
だけど幸音待ちたいなあ〜と
言おうとした時

「あの、佐藤先生ってどこか知ってる?」

後ろから低く響いた声にふと振り返ると
名前も知らないあの先生だった。

私はパニックになり

「多分教室か職員室だと思います!!!」

と大きい声を出してしまった。
そうすると先生は少し笑って

「ありがとう、歩夢。」

と言われにやにやしていた。
声かけられたし幸せだった。

、、、待って。何で名前知ってんの。