✡。:*楓語り








いつからだろう。こんなに黒く染まっていったのは。
柊には見られたくなかった。きっと、深い傷が出来た。
そして、俺たちの間に何らかの壁が出来た気がする。













柊には純粋な心でいてほしい。そう想いを込めてそう名付けたのだから。





























「柊・・・」


惨劇のあった部屋で佇む。いい事をしたんだ、という達成感と弟に見られたという罪悪感が酷く残る。頭が痛い。どうして、どうして柊はこんなことになると予測出来たんだろうか・・・。


「・・・風呂入るか」