「お腹空いたし、食べに行こうか?」


「そうだね」



花と一緒に歩き出す。


いま、花が隣にいてくれる幸せを噛みしめて。



この奇跡を忘れないように。






「何食べるー?」


「カレー」


「この暑い中カレーなんて、よく食べれるね」


「じゃあ花は何食べたいの?」


「ラーメン!」


「どっちもどっちだよ」




どこに食べに行くかを話し合いながら、校門を出た。



花のこと、これからも大好きだから。


俺からも幸せをあげるよ。