私が電車の時間と車両を変えていたから……。
「いままで、ごめんね?」
「ううん!
こうやっていま目の前に花がいてくれるだけで幸せだから」
そんなセリフにボッと顔に火が付いたようにいっきに熱くなる。
理央ってば前は言えなかったような恥ずかしいセリフをサラッと言えるようになっちゃうなんて。
こっちが恥ずかしくなる!
そう思って見上げると。
「……何で理央まで照れてんの?」
「だって、思いっきり素で言っちゃったけどけっこう恥ずかしいやつじゃ……」
両手で顔を覆う理央に、ちょっとだけ安心した。
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