こちらを向いている花の首の後ろに手を回せば、頬をだんだんと染めていく。




「理央ってこうゆう時だけ強引」


「もう怖いものないから」


「そうゆうとこも、好き」




花の言葉を聞いてから唇を重ねる。


触れた部分から熱くなって、幸せを感じる。



花の温もりが近くて、溶けそうになる。




どんな俺でも受け入れてくれるなら、もう何も怖くない。


恥ずかしくて気持ち伝えられない俺にさよならをして、もっと花に積極的に愛を伝えたい。




1番大切な花だけに。