できることなら、理央の意見をちゃんと受け止めた上でどうにかいい方に持って行きたかった。
私があんなに自分の感情に振り回されるなんて思ってもみなかった。
ダメだなぁ……。
自分で思っていたよりも、メグちゃんって子に嫉妬して敵対視してるみたいだ。
理央はこんな私、もう嫌かもね。
私も……だいきらいって言っちゃったし……。
「もう、疲れたな……」
家に帰ってすぐに、お風呂で疲れをとろうとしても、心は痛くなるばかり。
元々が理央でいっぱいだったから、この痛みを癒すものなんて見当たらない。
……理央に、会いたくないなぁ。