肩をガックリと落とす私。
そんな私を見てか
「香織、好きな物奢ってやるから、はやく選べ。」
秀太はそう言うと
私の頭にポンと手を乗せてから、飲み物を選びに行った。
歩いて行く秀太の背中を目で追いかける。
いつもは言い争ってばかりだけど
今
3割かっこよく思えた。
秀太は、やっぱり優しい。
些細なことだけど
私がけっこうなショックを受けていたことを分かってくれてる。
「うん!」
なんだか嬉しくなった私は、鼻歌を歌いながら
大好きなエクレアと大好きなカフェオレを買ってもらうことにした。
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