「次、ラストでやるぞ。 まだお前、同点になっただけだからな。」 「ふ~ん、このままおじじが勝っちゃうもんね~。」 「言ってろ。」 最後の試合が始まる。 毎週、ラストの試合だけは、なぜか私も無言になって戦ってしまう。 おじいちゃんが火を噴くと 柔道男もビームで対抗し 柔道男の足技決まれば おじいちゃんの目にもとまらぬ速さのパンチが決まる。 とてもいい戦いで、お互いの体力は同じように減っていき もうあと1、2発で勝負が決まりそうなところまでくる。 「・・・・!!!」 「・・・・・。」