(貼り付けたような笑顔で五月蝿い黄良涼平
元気いっぱいムードメーカーの赤嶺郁人
Theマイペースおっとりの白咲真紘
毒舌でクールで頭良さそうな青柳空
人に遠慮してるっぽいし関わるの苦手そーな緑川巴
面倒くさい人たち寄越しやがったなクソ兄貴
さっきからクラス中の視線が痛いんですけど..!
モテモテなの?王子様なの?さっさと俺の周りから立ち去ってくれないかなー)

とか何とかさっきの容量で喋り続けてる奴らの何故か中心にいる黒瀬は思った。

黄「あ、ねーねー」

涼平は郁人との会話を終えチラッと横目で黒瀬をみて声をかけた

「はい?」

不意に声をかけられさっき考えていたことを全てやめ涼平の顔を見た

黄「この学校って部活強制じゃん?何に入るか決めてるの?」

「あー、いや決めてないですけど」

黄「じゃあさ!皆の部活見に行きなよ!」

涼平はいい事言った!みたいな目で黒瀬を見つめている
だか、その言葉に反応したのは黒瀬ではなく青柳だった

青「何故お前が決めるんだ、入る部活を決めていなくても見ておきたい部活くらい決めているだろう。それにお前は自分の部活を見せる気か。」

黄「あー。時間指定すれば大丈夫でしょ」

涼平は曖昧に答えた

青「お前は...はぁ」

青柳は呆れたようにため息をついた

「あの、皆さんの部活って何なんですか?」

赤「そういえば言っなかったね、俺は今朝見た通りバスケでりょうへいは写真、ともえは美術、そらは天文部でまひろは帰宅部だよ」

「皆バラバラなんですね」

赤「うん、運動部は俺だけだしね。それでどーする?」

と苦笑いを浮かべた後小首を傾げた

「...行ってみます。興味のある部活も特にないので」

赤「そっか!じゃあバスケから見に来た方が良いかも、写真と美術は時間不規則だし、天文部は1時間遅れで始まるんだ」

赤嶺は丁寧に説明した

「じゃあ、バスケから見に行かせてもらおうかな」

赤「わかった、じゃあ放課後準備できたら声かけてよ、今朝の体育館ではやってないんだ」

「わかった、その時はお願いね」

丁度チャイムが鳴ったので一旦話を引き上げた