もう一度届きますように。

ツバサはわかっただろうか。
私ってことを。

久しぶりに見たツバサは
なんだか少し大人びてて、
でも決して私の手の届く人じゃなかった。

遠い人になってしまった。
たくさんの歓声を受ける中
ツバサは笑顔で応えていた。

私の隣で
私に甘えるツバサはいなかった。