私も彼も、改札口を出て目の前にある公園により、
ベンチに座った。

『帰り、遅いんだね』

「予備校の、帰り。そっちは?」

『仕事帰りに、ごはん屋さんに寄ったから』

「ふーん」

それから2人で自己紹介をした。

彼は 広瀬 夏樹君 18歳 高3。
大学受験があるので、予備校にほぼ毎日通っているという。
家は、以外にも私のマンションとめっちゃ近くて
地元ネタでかなり盛り上がった。