それからというもの、私たちは帰りに逢うことが多くなった。
特に待ち合わせしているわけでも
約束しているわけでもないのに
よく逢うようになった。
逢えばかならず公園によって、いろんな話をするようになった。

模擬試験のテストの結果がよかったとか悪かったとか。
どこの学科を受験するか迷ってる、とか。
そうそう、彼は理数系男子で、サッカー部に所属していたことがわかった。