夏樹君が、今にも消えてなくなりそうで

私は彼を抱きしめた。
本当は、ぎゅって抱きしめてあげたかったんだけど
引かれたらイヤだから
HUGーハグー。
軽く抱きしめて、背中をトントンと優しくたたいた。

ビールの魔法かな。

普段なら、こんなことしないのに。
夏樹君のこと、ほおっておけない。