こんなに好きなのに




「夕陽!早く!」


「はーい」


校門に行くと止まってる一台の車。
中に乗ってるのは夕菜と夕菜のマネージャー。


「よろしくお願いします。」


「こちらこそ。にしても夕菜にこんなカッコいい弟がいたなんて知らなかったわ。」


「そりゃぁ、一緒に住んでないし。」


「どうして?」


「うち離婚してるやん。二年前…うちが高校入るまえに。」


やば…大阪弁になってる。夕菜怒ってるんちゃう?


「それでうちが母さんに引き取られて東京きてん。こいつは父さんに引き取られて大阪おってんけど…うちと同じ高校来たから今は一人暮らししてんねん。」


「聞いたらいけなかったよね…ごめんね」


「いいよ〜私、伊藤ちゃん好きだから♪それにこれから夕陽もお世話になるし。これぐらい知っといてもらわな!」


「ありがとう」


「で…俺は何したらいいんすか?」


今日から俺はモデルの仕事を始める。
たまたま夕菜の家に行ってた時に伊藤さんに会ってスカウトされた。


まぁ…もぃちょっとしたらほのちゃんの誕生日やから丁度いいバイトやって思って引き受けたんやけど…


「こっちむいてー」


「笑って!その笑顔いいよ〜」



結構しんどいっ!!!