「こんな家でていく。私はお父さんの人形じゃないっ!!それにお母さんが死んだのだってお父さんが悪いのよっ!!…なのに何が再婚よ!あんな女…うちの財産が目当てで結婚したのよっ!」


「麻果っ!!」


「だめっ!!」


お父さんが麻果を殴ろうとしたけど…私が間に入ったから私が殴られた…


「穂香…」


「っ…大丈夫だよ。………お父さん、麻果は麻果一人の体じゃないんだから…殴ったりしないで…」


「………穂香。」


「………出ていけ。」


え?


「二度と家にくるな!!お前はもぅ、うちの子どもじゃないっ!!あんな奴の子どもをうむ?ろくでなしがっ!!今すぐ出ていけっ。今後一切、父さんにも英里奈にも…穂香にも近づくなっ!!」


「お父さん!!」


「いいの…穂香。私もその方が嬉しいから…ばいばい。穂香。…今までありがとうございました。」


そぅ言って麻果は家を出ていった…。