こんなに好きなのに




「麻果っ!!」


…………また喧嘩。
お父さんと麻果は顔を会わせると喧嘩していた。


「専門学校にも行かないっ!!」


「なんでた!大学にも行かない専門学校にも行かない…お前は何になるんだっ!」


今日は麻果の進路についてだった…。もぅ二月なのに麻果の進路は決まってない。


「………信一と結婚する。」


「は?お前はまだ18歳だぞ?!」


普段、優しいお父さんも今日ばかりは怖い…それに麻果が結婚?


「妊娠したの…信一の子どもがいるの。生みたいの………」


………子ども?赤ちゃん?
信一さんと麻果の赤ちゃん…?


「……ふざけるなっ!お前は…だから言っただろっ!父さんの決めた人と結婚しろって…そしたら、」


「そんなの嫌だよっ!自分が好きになった人と結婚しないと後悔する………そんな人生いや!」


「そんな意味じゃないっ!まだ高校生のお前を妊娠させる奴なんてろくなやつじゃないっ!」


「お父さんだって…信一を気に入ってたじゃないっ!」


「結婚するなんて思ってなかったからだっ!J大に通ってる奴なんかに娘はやらんっ!」


………。二人はずっと怒鳴りあってて…止める兆しはなかった。