こんなに好きなのに




「父さん再婚したいんだけど…いいか?」


「うん!」


私は嬉しかった…お父さんはお母さんが亡くなってずっと…私達に対して執着がキツくなったと思ってたから。再婚したら門限とか緩くなる…そぅ思ったんだ。


だけど、違った。


「麻果、穂香。今日は父さん仕事で遅いから母さんと三人でご飯を食べるんだよ?」


「うん…。」


「…………」


学校が終わっても私は真っ直ぐ家に帰った…受験生って事もあったけど。それよりもお父さんが煩いから。


「麻果ちゃんはまだかしら?」


「………麻果」


麻果は違った。全く家に帰ってこなくなった。


「ただいま」


「お帰り。」


「…麻果は?」


「友達の家………」


「またか………あいつは、英里奈とは仲良くやってるのか?」


麻果は英里奈さんが嫌いらしい。だから家に帰らない。


「私、知らない………勉強するから。」


言えないよ。お父さんに。
麻果は英里奈さんが嫌いなんだよって。だから家に帰らないなんて…幸せそうなお父さんに言ったらダメだよ。