四年前…私が中学二年生の時、お母さんが死んだ。 本当に急だった…子どもを庇って死んだんだ。 「麻果…お母さんが………」 「大丈夫。お姉ちゃんがいるでしょ?」 「うん………」 「麻果…穂香…三人で頑張ろうな?」 「うん。」 家族三人…お父さんはめい一杯の愛情を私と麻果にくれた。 崩れ始めたのは…中学三年になってすぐだった…