嘘つき姫と真実の姫

「梨花。わかった?私たちはみんな仕事しているのよ。だからパパがお仕事行くのを止めてはダメよ。」


この話まだ続いてたんだ。


「わかった。」

「えらいえらい。じゃあどこ食べに行く?別に家でフレンチ料理食べてもいいのよ。」


フレンチ料理!?どこの金持ちだよ。


「んーん。えーっとねージョエル・ロブションいきたい!」


はああああ!?!?!?
ジョエル・ロブション!?


「わかったわ。行きましょう」



え?行くの?



「あ、れ。おね、えちゃ、ん?」


「花奈。」

「ママだーれ?この人」


「これ!人に指を指してはいけないと言ったでしょう。あの子はね大切な私の妹だよ。」


はあ!?大切!?
だったらなんでいじめたんだよ!


「大切ってお前がいじめたんだろうが!」



「ち、違うの!!!!」


違う?なにが?
花奈。



「お姉ちゃん!ごめんなさい。ごめんなさい。」



「花奈。謝らなくていいのよ。最初はは!?って思ったけど調べればすぐに出てきたわ。だからいいの。白紙に戻しましょ。」



は?どういうことだ?お前はいじめられてたんだろ。なあ花奈。



「花奈。みんなが困ってるわ。説明してあげなさい。」



「うん。あのね。」