誰もいないところに行きたかった。 幸い、放課後の廊下にあまり人はいなかった。 自分の夢をバカにされたのなんて初めてだった。 いつもみんなに「頑張れ!」とか「詩乃ちゃんならなれるよ。」とかしか言われてこなかった。