二色の音色~生まれた詩~

「あたしも鳥肌が止まらないよ…。最高だった。」


「やっぱり詩乃ちゃんだったんだね。」


「え?何のこと?」


「この間、この砂浜に来たときね、すっごく綺麗な歌声が聞こえたの。その子のことが知りたくて、ここでバイオリンを弾いてたの。やっぱり詩乃ちゃんだったんだね。さっきの声聴けばわかるよ。」