二色の音色~生まれた詩~

2人とも感動で声が出なかった。


少しして、先に口を開いたのは朱美ちゃんだった。


「詩乃ちゃん、凄いよ、凄い!こんなに気持ちいい演奏したの初めてだよ。さっき会ったばっかりだなんて思えないくらい息ぴったりだったね。」