「腰抜けるほどよかった?」
「・・・おまえ・・・」
「んー?」
「ふざけないでよ!!!!」

自分でもわからないほど怒りが爆発した。頭の線ぶちって何本かいったかんじ。あああああ!!!なんか壊したい!

「何のつもりだよ!ていうかあたしには運命の人がいるんですううう!今は夢でしか会えないけど、これは絶対運命なんですう!!先生とは違って、めっちゃくちゃ優しいんだから!一目ぼれされちゃったんだから!」

ここまで一騎にまくしたてて息が上がる中、あたし今すごくいたいこといったんじゃないのって今気付いた。何だよ夢って。なんだよその妄想・・・・。今先生どんな顔してんだろ、そう思って上を向くと、先生は吃驚したような顔をして固まっていた。

「・・・え、せんせ、い?(やっぱ引いてる?引いてる?)」
「おま、え・・・・」
「(うわあああ引いてるよ嫌だなああ)」
「っ、いや、なんでもねーや。立て、送ってやらァ」

先生が伸ばした手をとるのは癪に障ってやだったけど、立てないあたしはこの手をとるしかなくて、大人しく立たせてもらった。でも、なんだったんだろ。なんで先生、こんな焦ってんの?意味わかんない人だなあ、もう、