ダントツ!!16番人気の翔馬くん finalステージ

『あっ、先生。来てくれたんだ。』


『あぁ。』


放課後、家庭科室。


俺は先生になってからというもの、このシチュエーションを何度か経験している。


『先生…』


この子は確か…


隣のクラスの川上さんだよな。


『なんですか?』


俺はニコっと微笑みながら、わざとらしく訊ねかけた。


『私…先生のことが好きです。』


『そっか…』


そして、俯きながら両拳をキュっと握りしめる川上さんを見つめながらふぅっと息を吐いた。