『でっ…お前は翔馬に振られた、と。』


『うん…。』


俺はソファーに座りながら小さく頷く如月を横目にはぁっとため息をついた。


そう、コイツ…


如月が俺の部屋に訪ねてきたのは今から10分程前のこと…。


俺がソファーでまったり…じゃなくって、仕事の合間の小休憩をとっていた時のこと…


突然、如月がやってきた。


授業も始まってることだし追い返してやろうとしたけど、何やら如月の様子がおかしく、よくよく話しを聞いてみたら翔馬がらみで…しかも振られた、ときた。


はぁ…


ほんっと、くだらねぇ…じゃなくって、


俺は俯きながら肩を震わす如月を見ながら、もう一度ため息をついた。