ど、どうしよう…


あたし…


翔馬くんに嫌われちゃった。


あたしは零れ落ちそうな涙を堪えながら、トボトボと廊下を歩いた。


あたし…


“100円ぐらい”とか、言わなきゃよかった。


そして家庭科準備室に辿り着くと、


ガラっ!!


『先生~!!』


『へっ?如月?おま、なにして…』


ソファーに寝転がり、タバコ片手に寛ぎながらケータイをいじる先生へと駆け寄った。