えっ…?


あたしは新聞と、その上に散らばった小銭を見つめながら、ただ、ボーゼンとその場に座っていた。


キーンコーンカーンコーン…


はっ!!


そしてチャイムの音で正気に戻ったあたしは、


ここ…片付けなきゃ…


よろよろと立ち上がり、散らばったもの達を適当にバッグに詰めると屋上を後にした。