どんな本があるか本棚を眺めていると
管理人である坂口さんが入ってきた。

坂口さんとは話があって、よく色々な本を入荷してくれるの。

私物の持ち出しも許可してくれて、スペアキーも貰ってしまった。



「澪ちゃん!いつも利用してくれて有難うねー」

「いえいえ、こんなに面白そうな本があるのに…本当に勿体ないです。」

「そんな事言ってくれるの、澪ちゃんだけよー___あ、そうそう。
今日も何冊か小説だけど入荷されたから入れとくねー」

「はい!ありがとうございます!」

お礼の言葉を告げると、
坂口さんは本を綺麗にしまっていった。