どっちにしろ、その笑顔が通用するのは今だけ。


この態度なら、私に踏み込んでこないだろう。


そう思っていた。


だから、とりあえず名刺だけ受け取って私は病院から出た。


本当…


何なのよ。


私は、まっすぐアパートに帰った。


「なぁ、どこ行ってたんだよ?」


「別に。」


この人は、私のお客。

私は、時給が高いことを理由であるバーでアルバイトをしている。


もちろん、歳を偽って。


放課後は、スーパーのアルバイト。


夜は、バーでのアルバイト。


全部、自分の生活費を稼ぐため。


酒で酔ったお客が、私の身体を目的に時々こうしてお金をもらって部屋へ連れて帰る。

お金を出されたら私はそれに答える。


それが、私の生きる道だから。


心も身体も汚くなっている。


だから、私は毎晩こういうことをしていても後悔なんかしたことがない。


さすがに、ちゃんと避妊はしてるけど。


子供なんかできたら、困る。


自分の生活でさえ精一杯なのに、子供を育てる余裕はない。

それに…


私は子供を傷つけたくなんてない。


それは、自分の通した体験で身をもって感じたこと。


まぁ、荒んだ私を見て、泣く人もいなければ止める人だっていないけど。

だから、何も悪いことなんかしてない。