「……類」


そこで初めて黒髪の男…碧が口を開いた




「はいはい」

やれやれと肩をすくめながらも黙ってくれた類を見れば、きっと彼が止めてくれたんだろう





「ありが「おまえはなんでこんな所にいる」」




私の、「ありがとう」の言葉を遮ったのは、またもや碧





「なんでって言われても…」




親に嫌われてて家に帰れない_____なんて言えないし…