「じゃあな、また明日」

そう言って私の頬に手をあてた。

「うん」

明日また会えるのに
急に奏太と別れるのが寂しくなった私は
私の頬にある手をにぎって


「ほんとありがと
また、明日ね?」

悲しくなりながらも言ったら

奏太の顔が少しあかくなって

「ちょ、そんな顔すんなよ。



……帰したくなくなる。」

そう言って私の目をとらえた瞬間、



「うわー。奏太もやるね」

「えー、押し倒しちゃえばいいのに」

「この子達にそんな事できないでしょ。」


そうだ………
ここ玄関だった……


「おまえら……」

奏太もため息。
私は怒って、


「3人ともうるさーい!!!!」





こうして、いいムードを壊されて
修学旅行1日目は終了した。

部屋に帰って詳しく尋問されたのは
…いうまでもないね