わっ! やっぱ夜中1人ででかけるのは 危ないよね…… 怒られてもしょうがない? そういってびくびくしてたら 「なんでそんな格好してんの?」 「へ?」 「髪は濡れてるし、パジャマだし、 …涙目だし 他の男が見たら、襲われるよ?」 そうあたしの耳元でしゃべるから あたしの顔はまっか。 「お、おそっっ!?!?!?」 「分かったらもう部屋もどるよ? ね?」 奏太は私の髪をくしゃってなでて 手をつないで、私の部屋まで連れて行ってくれた。