「うわ~!!!
キレイ!!!沖縄の町が見える!」
「でしょ。秘密基地~」
「え?奏太、ここ何回もきた事あるの?」
「ない。さっき見つけた」
「あはっ、それ、秘密基地じゃないじゃん」
「いいの。」
そう言った奏太は
景色を見てボーッとしてたから
私も隣りで同じ景色を見た。
しばらくたってふと、奏太はつぶやくように
「また、一緒に同じ景色みような?」
なんて真剣な顔でいうから
一気にいいムード。
さっき私が絡まれたのを
まだ気にしてるように
私の髪をそっとやさしくなでて
奏太の顔が近付いた。
キス、されるだろうな
そう思って私も目を閉じると━━━
