「…あい、大丈夫?」 そう言ってそっと私の肩を抱き締めて 髪をよしよししてくれた 「ごめん、すぐ見つけられなくて」 「ううん、ありがとう 王子様みたいだった」 涙目のまま、頭1個分高い奏太をみたら 「~~っっ! ちょ、あんまこっち見ないで」 顔、真っ赤。 「え~、こっち見て?」 「やだ、見ない ……ねぇ、着いてきて」 そう言って奏太はそのまま 私の手をひいて歩きだした 「ね、どこ行くの?」 「秘密」 「えっ気になるよっっ」 そう言って連れてこられた場所は………