ピリリリリ、ピリリリリ、呼び出し音がなっている。

「はい、こちら、御当地ヒーロー、イセ○○マンです。」

「おお、須上君、今、何処かね?」

「博士、勤務中は、本名で、呼ばないてぐださいよ~」

群○を統括する、司令官及び、開発者の通称"博士"からの、連絡だ。

「現在は、伊勢○駅前の清掃作戦に、従事中です。それより、博士、この、強化服のデザイン、どうにかなりませんか?」
茶色を規準に、所々に、緑色のカスのようなものが付いている、
「馬鹿者、伊勢○市民のソウルフード、もんじゃ焼きをモチーフとしたデザインが、わからんのか?」
ソウルフード?伊勢○市民の?俺、食ったことないぞ!
「それにこのヘルメットのデザイン、いったいなんなんですか?」
「それまた、伊勢○市民のソウルフード
、ジンシャコロッケじゃぞ」
何だよ?ジンジャコロッケって?
伊勢○市にすんで、十数年、両方とも食ったことないぞ!
「さっきも、子供に、カレーパンマンって、呼ばれましたよ。」
「まあ、いい。それより、今度、配備された、スーパーマシンの調子はどうかね?」
スーパーマシン?あのゴテゴテと飾りのついた、スーパーカブのこと?
「カブのことですか?」
「カブではない!スーパーマシンじゃ!」
まあ、いいけどね
「あの、飾りって、どうにかなりませんか?」
「馬鹿者!ヒーローの乗るマシンに飾りがなくてどうする!」
「いや、変身したら、飾りが出るってんなら、いいんですけどね。普段から付いてると、家バレするじゃないですか」
「馬鹿者!ヒーローが御近所なら、住民も、安心じゃろうし、悪さをする奴もいなくなるじゃろう」
まあ、そうかもしれないけど・・・・
ハァ~、御当地ヒーロー募集に応募する時に、よく考えとくべきだった。