【短編】恋愛ジンクス

夏真っ只中、



朝からセミのうるさい鳴き声で目覚める



「暑っ…」



なんか異常に体が熱いんですけど…



視界は真っ暗



セイヤの腕の中にいた



「セイヤ、起きて!」



「あ、はよ」



「おはよじゃないよ、早く腕のけて!」



「んー…じゃあ」



顔が近づいてチュッと音がした



「ナツのキスで目ぇ覚めたわ」



清々しい顔をして起き上がる



「あのねぇ…!」



私はセイヤのおもちゃじゃないってーの!



「メシ作って」



もー!!