タノムヨー カワサキー


「しかし、山本さん♪
鈴木選手ですが、あの作業は‥あ‥今、汗を拭いてます。鈴木選手ほどの職人があれほど緊張する作業とは‥」

「そうですね‥川崎さん♪
できれば、もう少し彼の手元を見てみたいですね‥」

「と、その前に、マッコイ選手が肉を焼き始めています。カン選手も、マッコイ選手の動きを見て、焼きに入っているようですね‥山本さん♪」

「そうなんですよ~骨付きカルビ♪」

「はぁ?
あ‥山本さん♪
鈴木選手の手元の映像ですが‥これは‥」

「巻いてますね~。
確かに巻いてますよ」

「ここまで寄らないと、わからない細かい作業ですが、モニターには、鈴木選手の手元しか映ってませんね。はい、え~、見てびっくりです!海苔が薄い!こんなもので明太子とか白子が巻けるのが、奇跡です!しかも細い!鉛筆の芯くらいにしか映ってません!これは、鈴木選手、どうしようと言うのか!」

「川崎さん♪
骨付きカルビが‥」

「ぃえっ‥なぜこのタイミングでっ!?」


ワタシモ ワカラナイ・・・