【完】ワイルドなトイプードル系男子が可愛すぎます。


「出会った頃はトイプードルみたいだと思ったよ?人懐っこいし、髪の毛ふわふわしてるし……でも、最近はそれだけじゃないってことがいっぱいあって、トイプードルみたいって思えなくなってきてるかな」



「それだけじゃないことって?」



清良君はその理由がものすごく聞きたいみたいで、両腕をテーブルに乗せて前のめりになって真剣な表情で私を見つめた。

その真剣な表情の清良君にちゃんと答えたいと思った私は、改めて椅子に座り直して背中をしゃんと伸ばした。



「私が困っているときに助けてくれてありがとう。すごく頼りになるなと思ったし、嬉しかった。傍にいてくれて良かったって思えたよ。」



私のまっすぐな言葉に清良君は時が止まったかのように、ぽかんと口を開けていた。

そして3秒ほどの沈黙があった後、その口を塞いで「あ……あのさっ……俺、カッコよかった?」と聞いてきた。



「それ自分から聞くかなあ……」



その言葉に照れ笑いなのか苦笑いなのかよく分からない表情になりながらも、おまぬけな質問とは裏腹に真剣なままの表情の清良君に、こくんと頷きの返事をした。