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学校と児童館の美晴ちゃんの様子をお互い出し合ってみると、思ったよりも共通点が多いことに気づいた。
自分の気持ちを我慢できないことは元からあったことなのだが、最近学校でも昨日のようなパニックを起こして泣いてしまうことがあるようで、なかなか泣き止まない美晴ちゃんに拓海も困っているということだった。
「じゃあ、児童館で泣き止まなかったのは昨日の一回ってことですか?」
「そうですね。その時は江渡館長が抱っこしたら落ち着いたんです」
「なるほど……学校ではスクールサポーターの年配の女の先生が近くにいると泣き止むんです。僕が何を言っても全然ダメなんですけどね」
「おばあちゃんみたいな人が好き、なんですかね?」
「というと?」
清良君がぼそりと呟いた言葉に拓海が反応した。

