僕はあの時から君が嫌いだ。 それはそれは大っ嫌いだ。 なれた足取りで病院の前まで来る。 そしてしばらく物思いにふけるとすぐにまた歩き出す。 小さな墓地について君のもとへ行く。 1年ぶりだね。 僕はまだ君のことは嫌いだよ。 そういった途端に雨が降り出した。