助けて欲しいと心から願った。


君の隣へ行って片時も離れなかった。

そしてある日ポツリと君は僕に言った。



私はあなたのこと大っ嫌いよ。



僕は突然のことで言葉をのみ込めなかったが、なぜか悲しくなくて、でもなぜか涙が出た。


僕も嫌いだ。



そう返すのが精一杯だった。


君を見ると儚く微笑んでくれていた。



次の日朝起きると君は眠っていた。



幸せそうに眠っていた。