私の帰る方向の電車に乗りながらさっき話していた話を考えていると…

「海島...さん?」後ろから声が聞こえてきてびっくりして思わず
「はいっ!!」と声を上げてしまった。
しまった〜!!何公共の場所で大声出してんの私っ!?
そう頭を抱えていると
「あ...とあの、なんかごめん...」
後ろを振り向くとそこには……

「.....っ!登坂くん...」意外な人物にしばらく固まっていると
「ごめん。いきなり声かけて...昨日も見かけたからつい声かけちゃって……」
「あ、いえ。あの、今部活終わったんですか…?」
「うん。海島さんは?」
「今日は...友達と遊びに...」
「そうなんだ...あっ!海島さんここで降りるよね!?」
「はい……」
「また明日ね。」
「あ、はい。」


【プシュー】
私は電車が行ってから歩き出した。
……なんか、すごい緊張した。
3人で帰った時とはまた違った緊張感だった...
なんだろう…よくわかんないや。
1人考えながら家に帰った。


その日は考え事ばかりしていてなかなか寝れなかった。