私はすごく悩んでいた。

勉強机にさっきもらった名刺があった。
「これは...いつ、行くべき...??」
とずっと名刺とにらみ合いをしながら悩んでるとメールが来た。

“郁美〜?元気してる?”

私の中学からの友達の西方ありさ[にしかた ありさ]だった。
“ありさ〜!元気してるよー。どうしたの?”

ありさと私は別の高校に通ってる。私とは正反対な性格で友達になれるなんて思ってもいなかった。最初は趣味が合ってそこからどんどん仲良くなっていった。
“明日放課後、もし空いてるなら遊ばない?”
“いいよー。空いてる!!”
私は返事をした後に名刺を見た。

.....今度来た時って言ってたし...。
そう思ってた時またメールが来た。
“おっけー!!そう言えば、郁美は好きな人できた?”
“そんな人いないし、私には無縁だよ!!”
“そっか...。じゃあ、連絡するね!!”
“了解。”そう返事をして私はケータイを閉じて机の上に置いてある名刺を見て
「...好きな...人...」

何考えてんの私!!有り得ないよ。慌てて名刺を机の上に戻して布団に入った。