三月の雪
恋愛(ピュア)
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こ つ ぶ う め/著
- 作品番号
- 1370059
- 最終更新
- 2017/03/09
- 総文字数
- 0
- ページ数
- 0ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 0
- いいね数
- 0
深く積もった雪に足をとられながら
ゆっくり学校へ向かう。
先週から降り続く雪は
一向に止む気配がない。
『もう今日から3月なのに…』
白い息が 私の視界を一瞬だけ曇らせ
すぐに消えた。
いつもより早く学校に着く。
教室は 雪のせいで 暗く、落ち着かない。
不意に あの席に目線を動かす。
窓側の後ろから二番め。
そこに 君はもういない。
目を閉じてまた開く。
そんなことしても
君のいない現実は変えられない。
『分かってる…のに…。』
白い息は さっきよりも早く消えた。
卒業まで 1週間。
私と君の切ないあの日々と記憶。
きっと…
きっと…
白い息と同じように
儚く静かに 誰にも知られないまま
消えてしまう。
ゆっくり学校へ向かう。
先週から降り続く雪は
一向に止む気配がない。
『もう今日から3月なのに…』
白い息が 私の視界を一瞬だけ曇らせ
すぐに消えた。
いつもより早く学校に着く。
教室は 雪のせいで 暗く、落ち着かない。
不意に あの席に目線を動かす。
窓側の後ろから二番め。
そこに 君はもういない。
目を閉じてまた開く。
そんなことしても
君のいない現実は変えられない。
『分かってる…のに…。』
白い息は さっきよりも早く消えた。
卒業まで 1週間。
私と君の切ないあの日々と記憶。
きっと…
きっと…
白い息と同じように
儚く静かに 誰にも知られないまま
消えてしまう。
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