翔麻……………

あたしはよく、翔麻の好きだった海を見つめて、ため息をつく。

あゝ。
この海から、あたしの所へ来て。
この空から、あたしの所へ来て。

あたし、君の居ない、この世界で生きていくなんて、悲しい。

「翔麻………………」