君と私の甘い嘘。




「おっ、やった。祐梨、俺と同じAチームか!ナイス凪咲!」



いつの間にか私の後ろにいた景ちゃんはガッツポーズをしていた。


私はというと、景ちゃんと一緒で嬉しいような嬉しくないような微妙な所だ。



「景都。祐梨の邪魔するようだったらすぐにチーム変えるからね。」


「分かってるよ。それに、邪魔したら凪咲の前に祐梨に怒られるからな。」



小学生のように喜んでいた景ちゃんに釘を刺す凪咲先輩はさすがだった。


Aチームの、女子のレギュラーメンバーは、凪咲先輩と私と同じ1年の藍川さんだ。

藍川さんとはいまだにあまり喋ることが出来ていない。


他の1年の女子バスケの人たちとはある程度喋るようになったんだけどなぁ。




「藍川さん、私、合同練習初めてだから迷惑かけるかもしれないけどよろしくね。」


「……よろしく。」



話しかけたら無視される訳じゃないし、プレーする時も必要最低限のコミュニケーションは取ってくれるから悪い人ではないんだと思うだけど。



「祐梨、早稀!何してんの!外練行くわよ!」


「あっ、はい!すみません!……ごめん、私が話しかけたから……行こっ!」


「……。」




うーん…あたしもしかして嫌われてるのかな。


まぁ、普通に考えてあたしは途中から入ってきた調子乗ったやつに見えるか…