そうしてあたしは美夜先輩に抱きつかれながら体育館に向かった。
そこにはすでに凪咲先輩がシュート練習をしてた。
「こんにちは」
「あら、ほんとにちゃんと来たのね」
そういってにやっと笑う凪咲先輩。
来るって分かってたくせに。
「はやく着替えてきなさい部活始まるまで相手してもらうから」
「りょーかいです」
凪咲先輩ってあたしより、バスケ好きだと思う。
「あ、それと祐梨。」
「はい?」
「あのバカに今日来ること言ったの?」
凪咲先輩が男子のバスケコートにいる景ちゃんを指さしながら言う。
もう来てたんだ。
「言わないと追い出せなかったので…」
「なるほどね。道理で、体育館に来るのがいつもより早いと思った。創と同じ時間に来るなんていつもじゃありえないのに。」
「あはは……着替えてきます。」
あたしは苦笑いしかできなかった。
あたし以上に楽しみにしてどうすんの景ちゃん。
